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G7茨城・つくばサミットを問う会 / Action to Question G7 Meeting in Tsukuba, Ibaraki

16年5月15~17日につくば市で開催される「G7茨城・つくば科学技術大臣会合」に対し、地域住民の立場から、そして/あるいは地球民衆の場を目ざして、批判的に問うプロジェクトを進める有志の会。【核と被ばくをなくす世界社会フォーラム2016】賛同団体です。

「G7茨城・つくばサミットを問う会」への参加呼びかけ

その他

2015年12月10日/2016年1月26日一部改訂

※12月20日に開いた会の立上げ会議において、正式名称を「G7茨城・つくばサミットを問う会」に決定し、会の基本方針、運営の仕方、活動の枠組み、今後のイベント等について話し合いました。ひき続き、興味をお持ちの方に会への参加を呼びかけます。5月の「G7茨城・つくば科学技術大臣会合」に向けた批判的プロジェクトを当ブログにおいて順次公表していきます。つくばサミットに関心を! (2015/12/21)

mail:g7tsukuba@gmail.com 

世話人tel:090-8441-1457 加藤 / 090-3902-5801 藤田 / 080-5459-9576 鈴木

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茨城県で活動する「茨城不安定労働組合」、「生存のための科学・茨城」、「戦時下の現在を考える講座」の3団体は、来年5月に開催されるG7茨城・つくば科学技術大臣会合を批判的に考え行動するため、「G7茨城・つくばサミットを考える会(仮)」の立上げを呼びかけます。なぜサミットについて知り、考え、行動しなければならないのか、下の「呼びかけ文」をご一読いただければと思います(長くてスミマセン)。会の第一回会議を12月20日(日)、講演会「入門 サミットって何?―グローバリズムの推進装置を分析する」(お話:小倉利丸さん)の終了後16時30分より、つくば市市民活動センター(つくば市吾妻1-10-1、TX線つくば駅つくばセンタービル1F Google マップにて開きます。つくば市はもちろん、県内外の、多くの方の参加をお待ちしています。

 

呼びかけ文.pdf

今年2016年の5月26~27日、G7サミット(主要国首脳会議)が三重県志摩市にて、「伊勢志摩サミット」の通称で開催されます。1975年以来、米・カナダ・英・仏・伊・独・日の「先進」7ヶ国が毎年持ち回りで開いているこの会議は、 「summit=山頂」という名称が端的に示すように、世界の政治や経済の道筋を決める、まさにトップたちの集いです。また志摩での首脳会合に前後して全国各地で行われる関係閣僚会合は今回は計10分野にわたり、そのうち「科学技術大臣会合」は5月15日から17日にかけ、ここ茨城県の国際会議場で開かれることが決定しました。

             

茨城県つくば市は官・学・民一体での歓迎と受入れ体制の確立を計るべく、推進協議会を設けて様々な取り組みをすでに開始していますが、その概要は今回の会合の誘致を、茨城と「サイエンスシティ」つくばとを世界に向けて発信するビジネスチャンスとしてしか捉えていません。実際上も地方自治体に求められているのは開催に必要な施設と便宜の提供、および警備対策であり、あとは立ち入りを許されない国家間会議のかやの外でお祭りムードを演出するにすぎません。

                         

そもそもG7サミットとは何なのか? 私たちはこの地で、この根本を問い、知ることから始めたいと思います。存在が自明視されているかのようですが、ほぼ全ての国が加盟する国際連合とは異なって、サミットとは実のところ何ら国際法的根拠のない「非公認」の組織であること、その僅か数ヶ国の私的集団が、圧倒的多数の諸国と当事者たちを無視する非民主的な仕方で、グローバルな政治経済策を公開もせずに決定しているという事実、これは驚くべきことではないでしょうか? そこでの議論の中心軸は、IMF・世界銀行・WTO等の国際経済機関を操縦して、いかに多国籍企業に有利な経済構造を地球上に構築していくかということです。この新自由主義政策の推進が、富む者をより富ませ、貧しい者を生存不可能なまでに追い詰めていくことは不可避であり、現在終わりのない戦争へと世界中がひきずりこまれてい るのも、このような「サミット体制」が地域経済やコミュニティーの安定性・自律性を破壊してきた帰結であることは明らかです。「テロとの戦争」なる安全保障策を唱え、噴き出す矛盾を武力でさらに抑圧するこの体制の責任をこそ問う必要があります。また、極右的な首相個人の思想に帰されがちな安倍政権の安保法制や労働法制の改悪等の施策も、あくまでこの「世界政府」の下で進められているのだということも強調したいと思います。サミットの一員であるという加害性に目をつぶって、日本だけが「平和」の中に閉じこもり続けようと望む(それは可能でしょうか)一国平和主義ではなく、国際連帯による反戦平和の可能性を追求すべきではないでしょうか。

                         

つくばでは一体何が話し合われるのか? サミット枠での科学技術大臣会合は過去3回開かれていますが、これまでは、低炭素社会の実現に向けた研究開発、アフリカ等の開発途上国との科学技術協力、研究開発のリソースに関する協力、世界規模課題、国際的な研究インフラ、科学研究データのオープン化、科学研究の成果へのアクセスの拡 大、顧みられない熱帯病、海洋の未来(海ゴミ及び深海掘削)、クリーンエネルギー、大規模研究施設といったテーマについて議論してきたとされています。こ れだけを見ると取り立てて批判すべき問題があるとは思えないかもしれません。しかし例えばそこでは将来の持続可能な代替エネルギー源として核融合の研究を推進すべきとしています。さらに言うなら、そこでの議論を枠づけている様々な前提を問うことも必要です。つまりG7には、(ドイツのように脱原発政策をとる国もあるものの)大勢としては原子力推進路線の見直しも、ドローンが如実に示すように新たな軍事技術の開発がさらなる戦争を生む矛盾への批判も、途上国の開発政策の前提となる単線的発展論への根本的批判もないのです。日本ではこの10年ほど軍学共同が着々と進められてきており、軍民両用技術政策の推進も露骨になっています。つくばに多数存在する研究機関も完全にこの流れに掉さしています。筑波大学では学生の3割以上が大学での軍事研究に賛成し、反対を上回るというアンケート結果が出ました(筑波大学新聞15年12月7日号)。この科学技術の軍事化の問題が今度の会合で論じられるかは明らかではありませんが、それを批判する立場から私たちはこれらの論点を積極的に問題化してゆくべきだと考えます。

                         

頂点を僭称し、その名が暗示する世界のヒエラルキー構造をますます強化しようと計る極少数者たちの密議に対し、ここ茨城・つくばで異議を、底部からの声を上げるため、私たちは個人有志が集まり交流するフラットな場として「G7茨城・つくばサミットを問う会」を立ち上げました。5月のつくば会合当日へと向けて、サミット全般および科学技術大臣会合について、さらには世界の対抗グローバリズム運動についての公開学習会を積み重ね学んでゆく予定です。その過程で内外のサミット批判運動とも手をつなぎ、決定的破局へと向かうこの世界に代わる「もう一つの世界」を模索する方途を求めたいと考えています。東京電力福島第一原子力発電所事故の被害と放射能汚染を今も受け続け、東海第二原発をはじめとする核施設が多数存在するここ茨城県、またその近隣に住む多くの方に、会への参加を呼びかけます。

 呼びかけ団体

・茨城不安定労働組合  http://d.hatena.ne.jp/godzilla08/
・生存のための科学・茨城  http://d.hatena.ne.jp/seizonkagakuibaraki/
・戦時下の現在を考える講座  http://inwartimeinibaraki.hatenablog.com/